悲願を果たした幼馴染の卓球ペア、二人揃って頂点に立った柔道兄妹、13才中学生のスケボ金メダリスト‥‥。
「筋書きのないドラマ」に、ハラハラドキドキの毎日が続いて。
勝っても負けても、印象的な「アスリートたちの涙」が。
「歓喜の涙」、「悲嘆の涙」、「悔し涙」、そして拡がる「もらい泣き」の輪。
「万感の思い」から溢れ出る「アスリートたちの涙」は、何を語っているのか?
柔道73kg級で、リオに続く2連覇を成し遂げた大野将平は、こんな言葉を。
「準決勝、決勝と延長戦で、自分の中でも感じたことのない恐怖と戦っていました。その中で勝ちを拾ってこれたのは、何か実力以外の部分もあったのかな、と感じてしまいます」。
オリンピックは、強いだけでは勝てない。実力があっても、「不本意な結果」に終わる選手と、期待値以上の「見事な勝利」を掴む選手。
「実力以外の何か」とは?
そのヒントは、金メダリストの「勝利インタビュー」の中にあるような。
この晴舞台に立てたのは、これまでずっと、自分を信じて支えてくれた方々のおかげ。
だから、この栄誉は、自分一人ではなく、恩師や先輩、家族や仲間とともに授かったもの。
真の勝利者には、このような「感謝の心」と「謙虚さ」が共通していると思えて。
それは、実力伯仲の場で、自分一人で戦っているのか、背中を押してくれる「目に見えないパワー」とともに戦っているのかの違いなのかも。
オリンピックで「涙腺開放」している間に、アナハイムから、大谷翔平が5勝目の勝利投手との嬉しいニュースが。
こちらの歓喜には、「涙」よりも「笑顔」が似合うようで。