「雨がふります 雨がふる 遊びに行きたし 傘はなし」
「あめあめふれふれ 母さんが じゃのめでおむかえ うれしいな」
「雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の 雨が降る」
三つとも、作詞は北原白秋。ひょっとして白秋先生は、雨が好きだったのかも。
長雨が続くと、「スカッとした青空」が恋しくなるのが人の常。
でも人間以上に、お日様を待ち侘びている生き物は、植物なのでは。
植物は、「光合成」によって、太陽の光をエネルギー源に、CO2を還元し糖分に変換するという「凄い能力」の持ち主。
だから、他の生物を食べることなく、生きていける稀有な存在。
但し、「食虫植物」は例外で。「光合成」だけでは足りずに、虫を捕食するという変わり者。
食物連鎖の始まりは植物から。唯一の「生産者」として、地球上のあらゆる生命の支えに。
それほど価値ある「光合成」が、人工的にできれば画期的と、世界中で開発競争が。
最近では、豊田中央研究所が「世界最高水準の人工光合成」に成功とのニュースが。
脱炭素化に役立つ「夢の技術」の実用化に、一歩近づいたと世間の注目を集めて。
コロナワクチンでは、欧米に出遅れてしまったけど、この「最先端技術領域」での巻き返しに乞うご期待。