何もないけど、何かが満たされて

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散歩中に立ち寄るいつもの公園のベンチ。
昨今は、「ソーシャルディスタンス」とやらで、先に座った誰かが独り占めに。

爽やかな風を感じながら、ぼんやり座っていた時、ふと思い出した映像が。

今帰仁村観光協会が制作した短編ドラマの「今帰仁ベンチ」。

都会の生活と仕事に疲れ果て、心が折れそうになったミサ(清水由紀さん)が、「一人っきり」になりたくて来た場所が、ここ今帰仁村。

ベンチに座る涙目のミサに、「温かい言葉」を掛けてくる地元のオジイ、オバアが。

その「ウザったさ」から逃れようと、次々と居場所を変えても一緒。

ミサの口から苛立ちの言葉。「一人になりたくて、ここまで来たのに。どうして皆んな、放っといてくれないんですか」。

この地に暮す人々にとっては、押し付けでも、お節介でもなく、自然に生まれてくる「当たり前の温かさ」なので。

夕食に誘われたオバアの家に、三々五々と集まってきた人々の優しい眼差しに癒されて。

「またいつでも帰っておいで」の言葉に、「きっと帰って来るから」と、素直に応えるミサ。

デジタル社会にコロナ禍が重なって、「人と人との物理的距離」は離れていくばかり。

だからこそ、「今帰仁ベンチ」が伝えたかったメッセージ、「何もないけど、何かが満たされる」が、ジワッと心に沁みるのかも。