「はやぶさ2」が、約6年もの長旅から帰還し、宇宙みやげの「玉手箱」を届けてくれて。
小惑星「リュウグウ」から持ち帰った試料により、太陽系の成り立ちや生命の起源に新たな発見が。
偉業目前の一昨日、JAXAチームリーダーの津田雄一教授が記者会見。
手に汗握る緊張感の中で、思わず笑みが溢れる一コマが。
精緻なプロセス制御を行うJAXA管制室には、何と「ダルマさん」が飾ってあるそうな。
カプセル分離の成功を念じて直前に片目を、無事に回収できた暁にもう片目も入れて、仲間と喜び合いたいと。
数式が詰まった理系脳の持ち主たちが、大願成就を神仏に祈るとは!
いかにも「The日本人」的で、面白いですね。
ちなみに、ダルマの「目入れの順番」をご存知の方は少ないかも。
実は産地によって異なり、高崎や越谷では左目から右目の順番で、白川は逆に右目から左目だそうな。
赤色以外にもカラーダルマがあったり、変わりダルマがあったり。
私の木版画のモチーフである鳥たちも、野鳥ダルマや青鷺ダルマに。
地球の喧騒をよそに、働き者の「はやぶさ2」は、さらに11年かけて別の小惑星探査ミッションに。
新たな旅路もきっと、八百万の神々がお守りくださることでしょう。