コロナ騒動が長引いて、ついつい俯きがちな日々ですが、たまには夜空の星を見上げて。
あまり話題にされませんが、宇宙に輝く「希望の星」を。
今月、小惑星探査機「はやぶさ2」は、地球帰還を目指すラストランを開始しました。
年末頃に、小惑星「リュウグウ」の砂や石が入っている「玉手箱」(カプセル)を、豪州の砂漠に送り届ける予定と。
思えば6年前に地球を飛び立ち、総飛行距離32億kmの長旅を経て、目的の小惑星「リュウグウ」へ。
史上初の偉業の中でも、圧巻は銅製の衝突体を撃ち込んで作成した人工クレーター。
クレーターの愛称を「おむすびころりん」と名付けたのは、ナイスな遊び心で。
お伽話のように、穴の中にネズミはいないでしょうが、ひょっとしたら未知の微生物が見つかるかも。
「初代はやぶさ」は大気圏に突入して燃え尽きましたが、働き者の「はやぶさ2」は玉手箱を届けてすぐに軌道を変え、別の小惑星に旅立つ予定と。
「リュウグウ」の次に向かう先は何処なのか興味津々。
宇宙のどこかでまた、「ニライカナイ」のような桃源郷を探す物語を期待しましょう。