先ずは、江戸の昔から「こんぴらさん」の愛称で親しまれてきた香川県の金刀比羅宮。
子供の頃、好物だった「きんぴら」と「こんぴら」を混同した思い出が。
ちなみにこの名前の由来は、サンスクリット語の「クンビーラ」(ガンジス川に住むワニが神格化されたもの)とのこと。
参道入口から御本宮まで石段の数は785段もあって、内心では途中で引き返すかもと思いながら出発。
ビルの階段なら24段を一階とすると、33階相当の高さに。
途中途中の平坦な所で一休みしたり、景色を楽しんだりしながら、意外にも楽に登りきれました。
幸いの晴天下、海抜251mの展望台から見渡す讃岐平野の向こうに讃岐富士の姿が。
大物主神と崇徳天皇を祀る御本宮にお参りし、欲しかった「幸福の黄色いお守り」を手に入れて大満足。
健脚の方なら、さらに1,368段まで登った奥宮まで足を伸ばすようですが、時間の関係で一気に下山して。
途中、「かご屋」に運んでもらうお年寄りに出会ったり、境内で唯一営業を許されている「五人百姓」のお店の方からべっこう飴をいただいたり、森の中にある資生堂パーラーの「神椿」を覗いてみたり。
確かに、一生に一度はお参りする価値ありの金刀比羅宮でした。
善通寺と讃岐うどんの話は次回に。
後日談ですが、その後しばらく太腿に張りを感じて。
そうか!足にくるのは「登り」より「下り」なのだと実感した次第です。