世の中では、カエル好きを「カエラー」と呼ぶらしく、自分もその一人かも。
以前、世界中の「カエラー」の耳目を集める出来事が、CNNニュースに。
南米ボリビアの博物館で、最後の生き残りとされる一匹のオス(愛称ロミオ)は、「世界一孤独なカエル」と言われて。
「種の絶滅」を防ぐために、調査チームがボリビアの森林を探索した結果、同種らしき5匹を発見。
その中から選ばれた花嫁候補(愛称ジュリエット)と、めでたく2月14日に、お見合いの運びに。
「シャイなロミオ」と「お転婆なジュリエット」の相性はいかにと、仲人たちの気を揉む日々が。
こういう知らせは、「カエルごと」ながら、こちらも嬉しくなって。
世の中に、カエル好きな人は、意外と多いようで。
「日本最古の漫画」と言われる「鳥獣戯画」にも。
伊藤若冲の水墨画にも、「河豚と蛙」のユーモラスな相撲が。
蛙を好んで描いた河鍋暁斎の記念美術館は、創立30年を誇る「かえる友の会」の発祥の地。
「お台場かえるフェスタ」や「カエール大学」(福島県喜多方市)等、熱心な「カエラー」たちが集い、語り合う場が。
そう言えば、昔は理科の授業で「カエルの解剖」がありました。
いまから思うと、可哀想なことをしてしまったと口惜しや。
シェイクスピアの物語の悲しい結末は、「ひっくりカエル」で。
蛙の「ロミオとジュリエット」の恋が、めでたく成就されんことを。