木版画「フクロウ4部作」に続き、「カワセミ(翡翠)シリーズ」を制作中。
その3作目「Kingfisher on Lotus」は、現在、摺りの工程に。
実は、フクロウ、カワセミに続く「次の鳥」も決めました。
これぞと選んだのは「鷺」。
「Great Blue Heron」(オオアオサギ)の「凛とした立ち姿」の美しさに魅了されて。
鷺はとても興味深い生き物で、「ダーウィンが来た〜傘に化ける鳥〜」も鷺の仲間のお話。
ケニアのジベ湖で、「黒い傘」に変身して魚を捕らえる謎の「クロコサギ」。
水面を暗室状態にすることで、「安全な隠れ場」と勘違いした魚を誘い込む巧妙な仕掛け。
どうやって、そんな狩の方法を覚えたのか、とても不思議。
そう言えば、やはり鷺の仲間の「ササゴイ」は、「釣りをする鳥」として有名。
パンや麩、ミミズやクモを水面に「撒き餌」して、近づいてきた魚を捕まえるという賢いやり方。
鷺は、かなり頭がいいのかも。
古代のエジプト神話によれば、「ベヌウ」(アオサギ)は「復活の象徴」で、フェニックスのモデルと。
「鳥の世界」の頂点捕食者は、鷲や鷹などの大型猛禽類。
食物連鎖の仕組みの中では、「神話の不死鳥」も、天敵から逃れることは叶わぬと。
ところで、「人間の天敵」は「人間」という説がありますが、どうなのでしょうか?
もしかしたら、「人間の天敵」は、ミクロの世界に住む「未知のウイルス」かも。