先日のナショジオに、上流階級のような帽子を被って、ファッションを楽しむカニの仲間「カイカムリ」の話題が。
貝殻や海綿などの「被り物」を身につけて、天敵の目を逸らす行動から、この名前に。
英名は「Sponge crab」で、海綿以外のスポンジでも被るのかと、京都大学の研究者たちが実験を。
実験用水槽の中で、メラニン製の人工スポンジを、自分の「好みの大きさ」に切り取り、体にフィットする窪みまで加工するカニたち。
器用な「帽子職人」みたいだと褒めそやすと、それは「カイカブリ(買い被り)」と言われそうな。
「カイカブリ」と言えば、「パンダの穴」(タカラトミー)の大人気ガチャグッズにも。
このような「奇妙なキャラクター」を開発した方は、何をイメージしたのやら???
周りの人から「買い被られ」、過剰な期待を寄せられていた少女は、「貝を被る」ことで肩の荷がおり、気楽に暮らせるようになったと。
確かに、「リアルに共感」してしまいそうなコンセプトで。
そうだ!ある種の「変身願望」、あるいは「コスプレ」の快感か。
ひょっとしたら「カイカムリ」の振る舞いも。
カニ以外の生き物になってみたいと憧れて、「被り物」を楽しんでいるのかも。