いいですよね。個性豊かな「地方の言葉」って。
私の故郷は、栃木県の日光で、「〜だんべぇ」や「〜だっぺ」。
東北地方で暮らした大学時代は、「〜だっちゃ」や「〜だべした」を。
そもそも、「方言の日」の発祥地は、奄美群島。
「言葉」を「ふとぅば」と発音する与論島の方言から、「2月18日」になったと。
ちなみに、沖縄弁で「言葉」は、「くとぅば」なので、「9月18日」を「島くとぅばの日」に。
沖縄とともに奄美は、大好きな場所で、このブログで何回も話題に。
島で暮らした孤高の画家「田中一村」のこと、マグロを素手で捕獲した「海民の子孫」のような中学生の話や、魚が描いた見事な「海底のミステリーサークル」のことなど。
奄美には、書きたいテーマが、いろいろあって。
その一つが、「生きた化石」と言われる「アマミノクロウサギ」(特別天然記念物)。
世界中で、奄美大島と徳之島にしか、生息していない「希少な固有種」。
森林伐採で生息地が減少し、人間が持ち込んだ外来種(マングース)や野良猫に捕食されて、「絶滅危惧種」に。
昨年、鹿児島市の平川動物公園で、特別公開されたとのニュースが。
この施設では、傷を負ったウサギを治療・保護し、再び野生に戻す活動を。
実は、アマミノクロウサギは、「司法の世界」でも名高い存在。
奄美大島の自然を、ゴルフ場開発から守るために、アマミノクロウサギを原告とする「自然の権利訴訟」が。
当事者を「人間様(と法人)」に、限定する「裁判制度の壁」に阻まれて、原告と認められず。
「身勝手な人間」の振る舞いで、一番酷い目にあっているのは、誰なのでしょうか?
いつの日か、「イナバノシロウサギ」を助けた「大国主神」が再来することを、願うばかり。