立春も過ぎましたが、今週末には、「最強寒波の到来」との予報。
先日、銀世界のイングランドで、フクロウの顔みたいな「雪上絵」が見つかり、地元の話題に。
いわゆる「ミステリーサークル」は、「宇宙人からのメッセージ」とか、「UFOの着陸跡」とか、オカルト的な話も含め、とかく世間の注目を集めて。
イギリスを中心に、過去1200以上も見つかっており、「宇宙人の来訪」にしては、頻繁すぎるようにも。
自分たちが作ったと「告白する人々」も現れて、やっぱり「誰かのイタズラ」だったのかと。
確かに年々、腕前が上達し、かなり凝ったデザインに。
「お騒がせ人間」が描いたとなると興ざめですが、奄美大島の海底で発見された「謎のミステリーサークル」には、驚くばかり。
直径2メートルほどの円形模様は、まるで道具を使って作ったような「芸術的な幾何学模様」。
その制作者は、シッポウフグの新種(「アマミホシゾラフグ」と命名)で、産卵のために作った巣と判明。
体長10センチ程度のオスが、「胸びれや尾びれ」で砂地を掘り進め、 一週間以上かけて円形構造物を。
完成後に、パートナーのメスが、円の中心部で「産卵」し、オスは孵化するまで、そばで卵を守り続けると。
う〜ん。不思議???
設計図もなく、定規も分度器もコンパスも持たない魚が、どうしてこれほど「精緻な幾何学模様」を描けるのか?
この「見事な造形デザイン」を見て、連想するものは。
グルメな友人は、フグつながりからか、即座に大皿に盛られた「テッサ」と。
私のイメージは、古代インドを起源とする「曼荼羅図」。
産卵から約1週間後、「新たな生命」の誕生が。
幾何学模様のサークルは、「いのちのドラマ」が繰り広げられる「神聖な舞台」。
「アマミホシゾラフグ」は、大自然の神秘(神仏)に導かれて、「曼荼羅図」を描くのかも。