「縄文好き・沖縄好き」が、ずっと見守っている興味深い活動が。
その名は、「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」。
決して怪しげなものではなく、国立科学博物館の海部博士が率いるアカデミックな学術研究チーム。
台湾から琉球への古代航海を、3万年前と同じ条件で再現しようと、様々なチャレンジを繰り返して。
2016年以降、最初の「草束舟」、次の「竹筏舟」では、思い通りの結果が出せず。
最終手段の「丸木舟」は、石斧だけで「杉の大木」を切り倒し、くり抜いて製作。
今年、台湾から200km離れた与那国島への実験航海を。
地図やコンパスや時計等の機材は一切使わず、男女が乗組む移住スタイルで、同じ漕ぎ手が最後まで手漕ぎして。
う〜ん。かなり過酷だろうけど、エキサイティング。
諦めることなく、「古代航海の再現」を追い続ける科学者や冒険者たち。
ふと、彼らの情熱を支える「内なるエンジン」は、何だろうと気になって。
「事実の解明」なのか、それとも「好奇心の満足」なのか?
その昔、今東光大僧正が、こんな言葉を。
「人生は、冥土に行くまでの暇つぶし」。
だから、「極上の暇つぶし」を。
思うには、「人の一生」って、ゴールのない「エンドレスの駅伝」のようにも。
それならやっぱり、タスキを引き継いで走る間は、「極上のロマン」を楽しめばいいでしょう。