日本初の女性樹木医、塚本こなみさんは、植物には「人間性復元力」があると。
確かに植物には、優しく心を癒してくれる「不思議な力」があるようで。
四季折々に「変化する姿」が、目を楽しませてくれたり、「野菜や果実の恵み」として、食の喜びを与えてくれたり。
大袈裟かもしれませんが、心密かに「植物の生き方」こそ、尊敬に値すると思って。
太古の昔、生命進化の過程で、葉緑素を体内に取り込み、「光合成の能力」を授かった植物。
「他者のいのち」を一切奪うことなく、太陽光と二酸化炭素の「自給自足」で、数十億年も命を繋ぎ続けて(食虫植物は例外)。
ヒトにも、「光合成能力」が与えられていたなら、地球はもっと「住み心地のよい惑星」になれたかも。
植物には、もっと凄い「未知の能力」があるとの研究が。
先日の「ナショジオ」は、「虫の羽音を聞く植物」を。
マツヨイグサの花が、「蜂の羽音」を聞くと、「蜜の糖度」を上昇させて、授粉を有利にするとの実験結果が(イスラエルテルアビブ大学)。
確かに花の姿は、集音して増幅させる「パラボラアンテナ」のような形状にも。
移動能力を持たない植物が、生き延びるためには、「周囲の環境」を感じ取るセンサーが役に立って。
もうすぐ春。
塚本さんが育てた、あしかがフラワーパークの「藤の花」も、蜂の羽音が聞こえてくる季節に。