元日の朝は、お屠蘇とおせち料理をいただきながら、「ニューイヤー駅伝」を観戦。
今年は幸先よく、我が古巣の「旭化成」が、三連覇を達成。
7人が「タスキ」を繋いだ100kmの「残り100m」で、勝負を決めたデッドヒート。
駅伝は、「好きか嫌いか」の好みが、大きく分かれる不思議な競技。
選手が、ただ「走っているだけの競技」を、何時間も見ていて、何が面白いのか?
確かに、その通り。
でも、駅伝には「脚本のないドラマ」があるので。
「好不調の差」によって、見事なゴボウ抜きが。
心の「焦りや動揺」が、オーバーペースによる失速を。
突然の「腹痛や痙攣」のせいで、大ブレーキに。
時には、「不運な接触」による転倒も。
まるで、「人生そのもの」みたいに。
何があっても、必死に走り続け、倒れ込むようにゴールする選手たち。
その「気迫と執念」を、支えているものは何なのか?
「個の自分」を超えて、「タスキ」に託された「仲間の思い」が、背中を押してくれるから。
ご先祖様から、受け継がれてきた「ゲノム」が、代々の「いのち」を繋いでいるかのように。
いかにも、「日本的な情緒」の世界。
そんな世界に共感を覚えながら、「自分の人生」を重ね合わせているのかも。
今日も明日も「箱根駅伝」。
正月三が日は、「脚本のないドラマ」を楽しみましょう。