心を込めて「いただきます」

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明けましておめでとうございます。

今年の干支は、しんがりの「亥」(日本では「猪」、他国では「豚」)。

お屠蘇のほろ酔い気分で、「イノシシさんの境遇」に、思いを馳せて。

「ウリ坊の頃」は、可愛いらしかったのに、大人になると「嫌われもの」に。

農家の畑を荒らしたり、人を襲って怪我させたりする「害獣」と言われて。

されど、古きを訪ねれば、「神獣」と崇められるイノシシも。

和気清麻呂を祀る護王神社や和気神社には、神使としての「狛イノシシ」が鎮座。

明治時代の10円紙幣には、表が和気清麻呂で、裏に「守護神イノシシ」の図柄が。

さらに昔に遡ると、ヒンドゥ教のヴィシュヌ神、そして仏教の摩利支天の乗り物は、「神使イノシシ」。

そうそう、三蔵法師のお供に「猪八戒」もいました。

「神獣」と言われたり、「害獣」と言われたり、イノシシさんも戸惑っているのかも。

自然の生態系の中では、「害」か「益」かの分別は、無意味なこと。

すべての生き物は、無辜の「いのち」を奪い、奪われて成り立つ「連鎖の輪」の中に。

「食物連鎖」の恵まれた立場に置かれた人間。

「牛」を食することも、「鯨」を食することも、「神の御心」においては同等。

捧げられた「いのち」を愛おしみ、感謝の心を持ち続ける限りにおいて。

「八百万の神」と「山川草木悉皆成仏」の国、日本には、ピッタリの「素敵な言葉」が。

おせち料理を前に、いつもよりも心を込めて、「いただきます」、「ごちそうさま」とお礼を申し上げました。