縁起を担いで、春日通りの夫婦坂から、「登竜門」を通るルートで。
入り口には、人目を引く「師走の祓え」の立て看板。
1年の暮らしの中で、どんな「罪や穢れ」に触れたかな?と、ふと考えたりして。
特段、思い当たる節がない方でも、「師走の祓いする人は、延寿の春を呼ぶといふなり」なので、何はともあれ「お祓い」を。
境内には、大勢の受験生や親御さんらしき方々が。
年が明けるとすぐに、センター試験
が待っているので。
「鈴なりの絵馬」を見るたびに、「苦しい時の神頼み」の切実感が、ヒシヒシと。
絵馬の図柄は、牛に乗った天神様。
普通、人間が乗ると嫌がる牛も、神様ならば乗せてくれるのかも。
そう言えば、ヒンドゥ教の「シヴァ神」の乗り物も、牡牛。
仏教の「大自在天」も、白い牛に乗ると。
なるほど、繋がりました。
道真公の神号は、「天満大自在天神」。
ヒンドゥ教の「シヴァ神」が、仏教に転じて「大自在天」に、さらに神道にも重なり「天満大自在天神」に。
牛の背中には、見事な「神仏習合」がありました。
そんなことより、受験生の切なる願いは、「合格切符」!
つぼみが膨らむ「湯島の梅」も、来春には、さぞ「美しい花」を咲かすことでしょう。