昨週末の土曜日に、興味を惹かれた沖縄のイベントが。
宜野湾市で開かれた「世界エイサー大会」。
真冬でもエイサーかと思いきや、最高気温は25度。
日本各地のチームに加えて、アメリカ、カナダ、ブラジル、インドネシア、中国からも参加。
エイサーの由来は、空也上人、一遍上人の流れをくむ「踊り念仏」。
始まりは、「先祖の霊」を送り迎えするお盆の時期に、歌と囃子で踊りながら練り歩くことから。
さすが沖縄。
時代とともに、様々な「チャンプルー」が。
勇壮な太鼓芸能を混ぜ込み、海の彼方の「ニライカナイ」から訪れる「来訪神(マレビト)信仰」を組み入れたりも。
エイサーの踊り手の中には、道化役の「チョンダラー」が。
演舞のコンダクターから、交通整理、汗拭きの世話まで、パフォーマンスを盛り上げるための重要な役割。
以前のブログにも書いた「沖縄の来訪神」、ミルク神(弥勒)のようなイメージが。
そう言えば、宮古島の「まもる君」にも似てるかも。
ちなみに、「チョンダラー」の名前は、「京太郎」が訛ったとのこと。
全国の京太郎さんが知ったら、気持はいささか複雑でしょうか。
沖縄では、運動会の種目や授業の一部にエイサーが。
浅黒い肌に彫りの深い顔立ち、引き締まった筋肉で「精悍に踊る姿」は、子供たちの憧れの的。
沖縄に生まれ育ったら、きっと巧みな踊り手になって、「モテてみたい」と思うでしょう。