見事な「お客様ファースト」

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2018/11/header20181128163533_011019489.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2018/11/header20181128163533_111447847.jpg
「Halcyon in Moonlight」(月華の調べ)の摺り工程が、いま佳境に。

バレン片手に、「色との格闘」に明け暮れる日々ですが、ちょっと気になることが。

肝心の「越前和紙」の表面にケバが立ち、一部の繊維が捲れてきている様子。
作品の出来映えに影響しないか心配で、製造元にメールで問い合わせ。

何と10分後には、福井訛りの職人さんから電話が。
状況を詳しく説明した後、思いもかけなかったレスポンス。

「本日中に、強めのドーサを引いたものを作り、明日送るので試してみて下さい」。
ドーサとは、明礬の溶液に膠を加えた液体で、和紙の安定化と滲み止めに効果が。

えっ!そんなことまでしてくれるとは。

正直、クレームのつもりは全くなく、「手漉き和紙」に不慣れな当方の扱い方の問題かと思っていたのに。

和紙の湿り具合は、水分が多ければ色乗りがよく、その反面で、紙の強度が下がるというトレードオフの関係。

おそらく水分が多過ぎる影響だろうと思っていた所に、驚きの「神対応」。
さすがは、創業145年の老舗「喜太郎さん」。

とかく「責任逃れ」したがる世の中で、見事な「お客様ファースト」を見せてくれたことに大感謝!