朝方は「雨の日曜日」。
外の気温は14度。
冷涼な空気を感じると、また南の島が恋しくなります。
歌人、詩人の話の流れから、ふと思い出した方。
あの震災時、仙台から石垣島に移り住んだ俵万智さんは、どうされているのか。
調べてみると、若山牧水の故郷、宮崎に再移住したとのこと。
その理由は分かりませんが、ご子息ももう中学生。
教育環境を考えた故の「孟母三遷」かも。
「流浪の旅人」だった西行や山頭火のように、どこに住もうと歌は詠めるからでしょうか。
俵万智さんの子育て短歌から、
たんぽぽの 綿毛を吹いて 見せてやる いつかお前も 飛んでいくから
(「たんぽぽの日々」)
子は眠る カンムリワシを 見たことを 今日一日の 勲章として
(「ありがとうのかんづめ」)
子供を育てる「母の眼差し」。
男には、未知なるワンダーランド。
ついでに、その凄みに圧倒された短歌を。
再び、河野裕子さん。
いちばんの大切は いまの時間 卵抱く鶏が うっとりと眼を閉づ
子がわれか われが子なのか わからぬまで 子を抱き湯に入り 子を抱き眠る
嗚呼、母は偉大なり。感謝!