「オマージュ」という便利な言葉

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毎日放送のプレバトは好きな番組のひとつです。
個性的なメンバーと夏井先生の「辛辣でユーモラスなやり取り」が絶妙。

高得点でランクアップを狙う「勝気な芸能人」の本気モードが、ヒシヒシと伝わってきます。
必死に勉強して実力を高めていく姿は好ましいのですが、あって欲しくない話も。

例えばパクリ疑惑。
東国原さんの「顔に×」や千賀さんの「紀貫之酷似」。
創作活動に取り組む人間、誰しもが直面する問題です。

「よい芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」。
“Good artists copy, great artist steal”
あのパブロ・ピカソの言葉です。
「創造的ワーク」の根源には、潜在記憶に残る何らかの原型があるはず。
パクリかオリジナルかの別れ道。
とても悩ましい問題です。

そこで「オマージュ」という便利な言葉が。
フランス語で「リスペクト」(尊敬、敬意)を意味します。
絵画や文学の世界で、尊敬する作家や作品の影響を受けて、似通った作品を制作すること。

カタカナの外来語は要注意!
敬意を払って真似するならば、本当に「パクリ」や「盗作」ではないのでしょうか。
ピカソの言う「Steal」の含意は、「独創的な再編集」を求めていると。

他者にインスパイアされ、己れに蓄積された多様な記憶が蘇り、独自の感性の導きによって新たな作品を生み出す。
東国原さんも千賀さんも、この再編集を行う「芸術脳」をお持ちの方だと思います。