制作後記

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2018/03/header20180321145346_609999977.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2018/03/header20180321145346_966948536.jpg
「Owl in Green」(副題「光の記憶」)の制作には、5か月程かかりました。要した時間の多くは、オーロラをどうやって表現するかに‥‥。
木版画(凸版)の特徴上、シャープな輪郭は得意なのですが、淡いソフトな表現は、なかなか上手くいきません。
様々なボカシ技法を用いて試行錯誤を繰り返し、何とか9合目まで辿り着けましたが‥‥。
最後の一筆は、ブルーの「パンパステル」を摺り込み、フィキサチーフで和紙に定着させて完成。
木版画の弱点を、柔らかい質感を得意とするパステルで補った「MIXED MEDIA」の試みです。

グリーンは、七色の虹の真ん中の色。中庸の「安心感や安定・調和」のシンボルカラーです。
植物の緑色には、緊張を緩めて穏やかな気持を取り戻す効果があるようです。

オーロラの「神秘的な美しさ」は、太陽から地球に届けられた壮大なメッセージ。
太陽風プラズマが、地球を包む二重のバリア(磁場と大気)に衝突して励起される物理的現象です。
地球誕生から46億年。天空を彩るオーロラの「鮮やかな色」は、この星に住む生き物たちの記憶に刻み込まれています。

次の作品は気分一新で、トロピカルな南の島を。
浜辺の夕陽と椰子の木や熱帯の草花、アカショウビン(Ruddy Kingfisher)を題材に選びました。