西表島の「ミルク神」

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厳しい寒さの緩和にと、「美ら海沖縄」の話題を続けます。

日本人は総じて「祭り好き」ですが、沖縄ではいつもどこかで、「お祭り」があるように思えます。
それだけ、神様が「身近な存在」だからでしょう。

以前、夏休みの家族旅行で、西表島を訪れた時のことです。
できるだけ「西表らしさ」が残っている所を探し、西海岸の干立地区に宿泊しました。
そうとは知らず偶々でしたが、丁度その日は「豊年祭」。

夕方に祭りが始まり、集落のメインロードを「祝いの行列」が進みます。
その先頭には、奇妙な仮面を被った黄色い装束の方が。
地元の方に尋ねたところ、「ミルク神」と。
えっ、ミルク???
酪農はないはずなのに、ミルクとは‥‥。

調べて見ると、実は「弥勒神」。
そう言えば、琉球語の母音はa.i.uの3音だけと聞いたことがあります。
ミロクの「ro」の音が「ru」に変わったと考えて納得です。

沖縄の弥勒神は、「布袋様」を化身とする中国南部の弥勒信仰がルーツとのこと。
神々が住むニライカナイから、「五穀の種」を積んだ「ミルク神の船」がやって来て、この地に豊穣をもたらす。
見事なまでの「神仏習合」です。

祭りのメインイベントは、「沖縄の国技」とも言える「大綱引き」。
よそ者の旅行者でも参加できるのかと思いきや、ウエルカム。
偶然の巡り合わせで、珍しい「ローカルイベント」に出会えることも、旅の楽しみの一つです。