一村とゴーギャンにあやかって

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2017/12/header20171219070901_254933790.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2017/12/header20171219070901_478719416.jpg
こんなに寒い日が続くと無性に南の島が恋しくなりませんか。
ハワイ島で眺める美しい夕陽、石垣島の色鮮やかな珊瑚礁と魚の群れ、西表島の神秘的なマングローブの森と鳥たちの鳴き声‥‥。

このような好き勝手な動機からではありませんが、奄美大島に移り住み日本画を描き続けた田中一村という画家がいます。中央画壇に認められず、失意の旅で行き着いた安住の地が奄美大島。自然の美しさに魅了され、亜熱帯雨林の植物や鳥を描いた独創的な作品を残しました。

彼の画風に魅せられて、田中一村記念美術館を訪れた際、移住後も不遇な時期が続き、高価な絵具や絹本を買うために、大島紬の染色工として働いていたことを知りました。生前は個展すら開けなかった一村の作品が脚光を浴びたのは、亡くなられた後のことです。NHK日曜美術館にて「異端の画家田中一村」を放映されたことが、彼の才能を世に知らしめるきっかけとなりました。

そういえば、かのゴーギャンも南国に憧れて、タヒチに移り住みましたね。
画家の新境地を開く場として、南の島は相応しいのかもしれません。一村やゴーギャンにあやかって私も、と言いたいところですが‥‥。
現在制作中の「Owl in Green」では、自然を描いた背景に「神秘的なオーロラ」を選びました。いかにも寒々しくて凍てつくような極北の景色です。

次に手掛ける作品はトロピカル調にしようと決めました。「南の島の生き物」は一村が好んで描いたアカショウビンかルリカケスか、樹木は椰子かアダンか、花はプルメリアかハイビスカスか、あれこれ考えていると、気分はすっかり南国モードです。