「消しゴムはんこ」がプレバトに

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プレバトの新企画にも取り上げられるほど、「消しゴムはんこ」が流行っているようです。才能ありなしの採点ポイントは、彫り方、押すセンス、デザインの三つですが、木版画家としても「むべなるかな」と納得です。
全体の構図(デザイン)を設計し、消しゴムに転写した線を正確に彫り進め、絵の具の量や摺る(押す)力加減で、表現したい色調を微妙にコントロールすることにより、作品の出来不出来が決まります。
実は、多色摺りの場合はもう一つのポイントがあります。数多くのはんこをズレなく組み合わせるための位置決めをどうするかです。木版画の場合は、カギ見当と引きつけ見当(これが「見当を付ける」という言葉の語源)を用いて、縦横を精度よく決めています。はんこの場合のやり方について、プレバトの田口奈津子先生や特待生の千原ジュニアにお会いしたら、お尋ねしてみたいですね。
それにしてもデジタル技術を使えば、なんでも簡便に作れる昨今のご時世に、どうして手間がかかる「消しゴムはんこ」が流行るのでしょうか。
おそらく、人間の内心に本来的に引き継がれてきた「自らの手で、何かを作ること」(創造)の喜びを満たしてくれるからでしょう。世界でたった一つのオリジナルアートが、誰にでも簡単な材料と道具で容易に作れること、とても魅力的ですね。
私のようなアナログ世界の住人としては、「消しゴムはんこ」(erasercut print)であろうと「木版画」(woodcut print)であろうと、同好の仲間が拡がることは大歓迎です。