鮮やかな色彩を競う海の風景

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/08/header20170301145422_987489566.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/08/header20170307075919_197354760.jpg
世界には約800種のサンゴが棲息しているが、そのうち沖縄の海では約200種に出会える。海の生き物たちに快適な住処や安全な隠れ家、食物連鎖による捕食機会を与えてくれるサンゴ礁の海は、まさに「魚の楽園」だ。地上とは別世界の美しい海に潜ると、色とりどりの魚の群れが出迎えてくれる。黄色の代表はチョウチョウウオが相応しい。サンゴ礁の周りを泳ぐ姿が、お花畑をヒラヒラと舞う蝶のように見えることからのネーミングだ。日本近海では約50種のチョウチョウウオの仲間が棲息しており、それぞれの個性的なデザインが楽しめる。青が際立つ魚はナンヨウハギだろう。黄色の尾ビレと数字の6のように見える黒縞模様とのコントラストが絶妙だ。ナンヨウハギは観賞魚としても人気があるが、やはり海中で目の前を泳ぐ姿がとても美しい。
赤の代表はクマノミだ。ディズニー映画のおかげで一躍有名になったが、沖縄の海では典型的な6種のクマノミすべてに出会える。ダイバーは「イチハマ・ニクマ・サンカクレ」と唱えながら名前を覚える。白線1本がハマクマノミで、2本がクマノミ、3本がカクレクマノミということだ。単に可愛いだけでなく、クマノミの仲間とイソギンチャクとの「相利共生」も興味深い関係だ。ちなみにナンヨウハギもディズニー映画の出演者で、ニモを探す母親のマーリンと一緒に旅をするドリーは、ナンヨウハギをモデルとした。