目玉模様のデザインが好き?

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/08/header20170303155056_506355050.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/08/header20170307075836_309184969.jpg
沖縄では目玉模様(眼状紋)の翅を持つ蝶をよく見かける。タテハモドキやリュウキュウヒメジャノメがその代表だ。蝶以外の昆虫でも同様だが、目玉模様の役割は、フクロウやヘビの眼に似た模様によって天敵の鳥類を怯ませるためと言う説と、襲われた場合でも擬似の眼をダミーにして本物の眼を守るためと言う説がある。いずれにしろサバイバルに役立つカムフラージュ技術だ。タテハモドキは、英名でPeacock Pansy(孔雀模様のスミレの花)と言われているが、孔雀の目玉模様との類似性があるのだろうか。
かのダーウィンは、孔雀の羽の美しさを褒め称え「どんな装飾品もこの美しさにはかなわない」と書いた。孔雀のオスの魅力的な目玉模様は、メスの関心を引きつけるためで、天敵からの防御目的はないらしい。目玉模様を持つ生き物は魚類にもいる。マトウダイやカニハゼ、イッテンチョウチョウウオがその代表例だ。海の中でも目玉が目立つので、すぐに見分けがつく。
ちなみにイッテンチョウチョウウオの英名はTeardrop Butterflyfishだが、確かに目元には涙のような模様が見える。学者に命名された情感に乏しい和名も、例えばナミダメとかラクルイチョウチョウウオに改名したらどうだろうか。念には念を入れてか、この魚は本当の目玉を黒い縞模様で隠している所も面白い。魚の目玉模様は昆虫と同様に、捕食者を驚かせて襲撃から逃れるためと言われている。それぞれ目的は違っても、生き物たちは目玉模様のデザインがお好みのようだ。