蛇に変身する幼虫の天敵対策

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/08/header20170306165241_487734052.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/08/header20170306165241_973330073.jpg
翅に蛇の頭をデザインしたヨナグニサンを上回る変身術を身につけた昆虫の仲間がいる。同じヤママユガ科に属するシンジュサン(神樹蚕)は沖縄から本州に生息しているが、両翅の蛇の姿は、さらにリアルだ。蝶や蛾は天敵から身を守るために巧みに擬態するが、その能力は幼虫の時代から所持している。天敵の鳥に襲われないように目立たない姿を選ぶのも方法だ。アゲハチョウの幼虫などは、遠くから見ると「鳥の糞」とそっくりに見える。空腹でエサを探している鳥も、自らの糞には興味を持たないだろうと言うことだ。
その反対にベニスズメガの幼虫は、強烈に目立つ姿を選んだ。何と!蛇そっくりに変身する。平時の姿もそれらしいが、危機が迫ると頭部が三角形に変形して蛇の顔になり切り、天敵を怯ませる。人間の世界でも、子供たちを誘拐する卑劣な事件が時々起きるが、残念なことに人間の子供には、生き物の幼虫のような護身術は与えられていない。