東洋のガラパゴス、西表島へ

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手付かずの大自然が残されている西表島は、石垣港から40-45分の船旅だ。沖縄本島の次に大きな島だが、人口は2000人足らずで亜熱帯ジャングルのような山地が島全体の90%を占めている。この島にも希少で興味深い生き物が数多く住んでいる。イリオモテヤマネコに遭遇するのは至難だが、同じく国の特別天然記念物のカンムリワシに出会える機会は珍しくない。鷲や鷹の猛禽類の視力には恐れ入る。彼らの視細胞数は約150万個あり、人間の20万個に較べ8倍の視力を持つ。高い空から獲物を狙う生き物に与えられた天賦の能力だ。マングローブの干潟にいるミナミコメツキガニの大群も必見だ。浜辺に青い絨毯が敷かれたようにタテ歩きでワラワラと行進する光景は、SFのロボット軍団のようで壮観だ。
世界最大の蛾と言われるヨナグニサンの翅の模様には驚く。翅の先端に蛇の頭をデザインする発想がすごい。捕食者から身を守るための方法を、何時どうやって生み出したのか。突然変異と適者生存のダーウィン進化論だけで片付けていいのだろうか、ふと考えてしまう。