地下で共同農園を営むアリ達

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/07/header20170306165113_550535823.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/07/header20170306165113_640562247.jpg
中南米に生息するハキリアリは、キノコ栽培アリとして知られている。NHKの「ダーウィンが来た!」でも放映され、高度なコロニー社会の仕組みに驚かれた方は多かっただろう。葉っぱを巧みに切り取るテクニック、農園に運ぶ秩序だった行列を見ているだけでも楽しいが、食糧の自給自足を目的とする見事な共同ワークには驚愕する。効率よくキノコ栽培を行うために、収穫、運搬、道路整備、防御、農地開拓等を、30種もの専門職の役割毎に高度な分業体制を作り上げている。また栽培しているアリタケや飼育しているアブラムシとの相互共生も、ハキリアリの知恵と工夫から成り立っている。天敵の襲来や豪雨の被害にあっても、仲間同士で力を合わせて素晴らしいチームワークを発揮する。それも誰からも指揮命令を受けていないのにである。
人間の組織では、管理する人とされる人の上下の階層が存在する。指令塔がなくても秩序を維持できるコミュニティ社会がとても羨ましい。