高貴で慈悲深く愛他的な存在

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「青い鳥」を書いたメーテルリンクは、文学者であると同時に優れた哲学者、科学者でもあった。彼は著書「蟻の生活」の中で「蟻は地球上で最も高貴で慈悲深く、献身的で愛他的な存在である」と書いた。集団で社会生活を営む蟻たちは、巣の建設と防衛、食糧の調達と分配、幼虫の世話等、秩序ある共同作業を行っている。繭を守護する働き蟻は、後脚二本を切り落とされても幼虫を安全な場所に移すまでは活動をやめない。その愛他的行動は、まるで各自が全体と一心同体のように、その義務を果たす。
意識と幸福の重心は、指導者の誰かにあるのではなく、まるで一つの細胞のように個がその部分を担う全体の中で活動する。低次元の権力争いに明け暮れる人間社会よりも、蟻のコミュニティの方が余程優れているようだ。