羅針盤なし長距離飛行する蝶

http://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/07/header20170301140646_637896302.jpghttp://www.biodesign-japan.com/wp-content/uploads/sites/1887/2014/07/header20170301140646_982493832.jpg
渡り鳥ならぬ「渡り蝶」は、日本のアサギマダラだけではない。北米大陸に生息するオオカバマダラは毎年、米国とカナダ南部からメキシコ中部にある山岳地帯の越冬地まで数千キロを飛行する。航空地図も羅針盤も持たずに、どうやって辿り着くだろうか。米国マサチューセッツ大学の生物学者チームは、オオカバマダラが脳内にある太陽コンパスに加えて、地磁気コンパスを使っている証拠を発見し、研究論文を科学ジャーナル誌に掲載した。
この蝶の触覚には、感光性の磁気センサーが内蔵されており、磁場を利用して進路を決めているということだ。地磁気ナビゲーションの能力を持つ生き物は、蝶以外にも鳥類、爬虫類、両生類、ミツバチやシロアリ等の昆虫にも及ぶと考えられている。人間は文明の利器のナビゲーション機器なしでは、遠くのどこにも行けないが。